Into The FUTURE

未来はすべて次なる世代のためにある

SDGs

テスラ モデル3の値下げで「EVシフト」始まる⁈ その期待と不安

トヨタ自動車が「Woven Planet債(ウーブン・プラネット債)」の発行を計画しているという。円建社債・外貨建社債あわせて最大5,000億円程度の発行規模となるそうだ。 トヨタ動く トヨタによれば、個人投資家向け円建社債は、実証都市「Woven City」における…

SDGsとダイバーシティ&インクルージョン

出来レース。そんな印象だろうか。そうであるなら、透明性のあるプロセスなどといわず、最初からそうしてしまえば、後腐れもなかったのではないか。 その手続きに透明性はあったのだろうか。 もう少しサプライズがあってもよさそうなものだ。「えっ、そこま…

コロナ渦 業績を伸ばすソニー、前年割れのパナソニック その差は

コロナ渦で色々なことが様変わりする。ソニーが今期(2021年3月期)の営業利益が9400億円になる見通しだと発表したという。純利益は史上初めて1兆円を超えるという。 ブルームバーグによれば、半導体事業でスマートフォンやデジタルカメラ向けのセンサーの…

利他主義で考えるアフターコロナ

米国石油大手のエクソンモービルとシェブロンが昨年、合併について協議したとブルームバーグが伝える。 今すぐに合併ということではないようだが、新型コロナで石油・ガス需要が落ち込み、両社の財務への負担が増大したのを受けて協議したという。 ブルーム…

カーボンニュートラルと循環型社会 「三方よし資本主義」を掲げる伊藤忠商事の場合 

伊藤忠商事が1月13日に、2021~2023年中期計画骨子を発表し、一般炭の権益から完全撤退を含めた脱炭素化を推進する方針を明らかにしたという。ロイターによれば、 3つの権益を売却し完全撤退に踏み込んだという。 売却する方針としているのはコロンビアのドラ…

SDGsとマーケティング

「今年はSDGsな買い物元年になるかもしれない」、日経MJがそういう。 多少違和感をおぼえる表現だ。何でもSDGsをつければいいというものではなかろう。 日経MJは、「SDGsは今までどちらかというと企業が機関投資家からの高い評価を得るために推進してきた側…

熱狂と経済危機、そして、正しいこと

ユニクロの業績が好調のようである。ブルームバーグによれば、9-11月期の営業利益が前年同期比23%増の1131億円だったという。効率的な倉庫運営による物流費の削減や広告宣伝費の削減を進めたことで販管費比率が改善したことなどから大幅な増益となったと…

SDGsとグリーン成長戦略 トヨタの事例

トヨタ関連のニュースが増える。日本自動車工業会のオンライン記者会見では、豊田社長が国のカーボンニュートラル政策に、「チャレンジする」といい、協力する姿勢を見せる一方で、メディアには注文をつけたと報じられ、それがまたニュースにもなった。12月2…

ポストコロナの世界のグリーンリカバリー

国連の気候サミットが先週12日に開催された。それに合わせ、各国が気候変動対策を明らかにし、2030年の中間目標を公表する。 東南アジアの国ミャンマーも先進国と同じように行動し、NDC(Nationally Determined Contribution:国が決定する貢献)を国連に提…

海洋ごみへの挑戦続く オーシャンクリーンアップ インターセプタを増強

世界では様々な研究が行われている。海洋プラスチックスの生態系への影響もそのひとつであるが、 公開された76の研究論文からのデータを評価し、研究者らが予測した結果をテスト評価した研究結果が発表されたという。 海洋ごみ どのプラスチックスが最も危険…

脱炭素を目指す「スチールゼロ」は鉄鋼業界を動かすのか

環境省が、2019年度の温室効果ガス排出量の速報値を発表した。それによると、2019年度の温室効果ガスの総排出量は12億1,300万トン(二酸化炭素(CO2)換算)で、前年度比2.7%減少し、2013年度比で14.0%減、2005年度比12.2%減だったという。6年連続で前年度を…

改善したGDPの裏側 新たな成長戦略「カーボンニュートラル」で将来リスクを回避できるか

日本製鉄の橋本社長が17日開催された総合資源エネルギー調査会で、政府の方針「2050年のカーボンニュートラル」に理解を示した一方で、ゼロカーボンスチールの実現には莫大な費用がかかり、生産コストが上昇する可能性があると指摘し、「(このコスト増を)…

東芝も仮想発電所VPPに参入 なぜ海外のデジタル技術を活用するのか

東芝も仮想発電所VPPに参入するという。先行するドイツ大手のネクストクラフトベルケと共同で新会社を11月に設立すると日本経済新聞が伝える。 VPP(バーチャル・パワー・プラント)とは、小規模な発電所をIoTで制御し、一つの仮想発電所のように機能させる…

持続可能な社会がすぐそこに レクサス初のEVが登場

LEXUSが、初のEV電気自動車モデル「UX300e」の販売を始める(海外で販売開始済)。2020年度分は限定販売135台になるという。商談申込み(抽選)の受付が10月22日から始まった。 (写真:トヨタ) トヨタによると、2025年にはレクサス全車種に電動車を設定し…

力は正義なのか、迷走中国とその焦り

中国の習主席が国連で「二酸化炭素の排出量を30年より前にピークアウトさせ、60年より前に実質ゼロにするよう努力する」と発表したとき、大方の人たちが疑いの目をもったのではなかろうか。何せ、いまだに石炭火力発電所をせっせと増設しているという。 しか…

「脱炭素化」宣言するワケ 企業存続の分かれ道

国の脱炭素化政策がにわかに動き出す。10月下期に入って、動きがさらに活発化してきたのだろうか。 10月9日、TCFDサミット2020の場において、梶山経済産業大臣が「ゼロエミ・チャレンジ企業」を公表したという。上場・非上場企業あわせて320社が「ゼロエミ・…

バイオテクノロジーの世界 ユーグレナが目指す「人と地球の健康」

西武バスが、ミドリムシのユーグレナ社のバイオディーゼル燃料を採用、路線バスに使い始めている。 普通のディーゼルエンジンで使えることがこのバイオ燃料のメリットだが、まだ価格が高価ということもあるのだろうか、通常の軽油と混合して使用しているよう…

【脱炭素化最前線】バッテリー交換式EVがあってもいいのではないだろうか

2003年に始まったテスラが、こんなに早く時価総額でトヨタを一時的にせよ抜くなんてことは、ほんの少し前までは想像することもしなかったことである。テスラのたゆまぬ努力もあってのことであろうが、外部環境の変化も後押ししたのだろう。 今では、石油メジ…

SDGsと中国 対立する持続可能な世界

中国を取り巻く環境がさらに混沌としてきているのだろうか。ここにきて、欧州も中国批判を強めているようだ。 ルールなき世界 14日、EUと中国のオンライン形式での首脳会談があったという。ロイターによれば、EUのミシェル大統領は中国に「利用されない」と…

地方から始まるSDGsに根差した活動 新しい政治はそうしたひとつひとつを活かすべき

国内の製造業がまだ活発だったころ、仕事の関係で日本各地の協力工場に出張することがあった。地方の名産に出会えたり、長い時間電車に揺られて移動することもまた楽しいものだった。わざわざ夜汽車に乗って東北まで移動したこともあった。やがてグローバル…

終わりの始まりか、初の東京圏からの人口流出

東京圏で初の「人口流出」の事態が起きたという。共同通信によれば、7月の外国人を含む人口移動報告で、埼玉、千葉、東京、神奈川の東京圏から他の道府県への転出が転入を上回り、人口流出に当たる「転出超過」となったことが分かったという。2013年7月以来…

空を赤く染める森林火災は危機の予兆か 温暖化対策を急ぐ企業たち

気候変動の影響が深刻化していることはないだろうか。米カリフォルニア州の山火事が拡大しているようだ。メディア各社が火星のような米西海岸の様子を報道する。 北極圏でも森林火災は続いているようだ。AFPによれば、シベリアでは今年1月以降、広範囲で異常…

「空の産業革命」 近づくドローンによるラストワンマイル配送と空飛ぶクルマ

8月下旬、SkyDrive(スカイドライブ)が空飛ぶクルマの試験飛行に成功したという。 スカイドライブによると、有人飛行試験は夕刻に行われ、飛行時間は約4分間だったという。機体は1人乗りで、パイロットが操縦したが、コンピュータ制御のアシストにより、飛…

【SDGsと実用主義】 ナイキやユニリーバにみる実例

ジャストシステムが、「マーケターのSDGsへの取り組みに関する実態調査」の結果を公表した。 SDGsを認知している最も多くのマーケターが、SDGsに取り組んでいると聞いて思い浮かぶ企業に、「トヨタ自動車」を挙げたという。次いで「パナソニック」、「サント…

便利、効率の裏側 ウーバー、リフトのサービス停止騒動

米カリフォルニア州で、ウーバーとリフトが、21日午前に配車サービス事業を一時停止する可能性があるとロイターが報じ驚いた。 その後、土壇場でサービス停止が回避される。 州控訴裁が、「ドライバーを個人請負人として扱うことを禁じる」という一審の仮命…

食べチョクやZOZOがヤマトと連携 クロネコヤマトのDXと働き方改革

新型コロナによる緊急事態宣言下、必要な物資の配送を支えてきたヤマト運輸が業績を回復させたようだ。 巣ごもり消費の拡大も業績回復を後押ししたのだろうか。 20年4-6月期、ヤマトの宅急便の取扱量は17%増の4億9100万個あまりと大きく伸びた。売上高は3920…

レジ袋とバイオマスプラスチックスを考察 環境への影響は

レジ袋が有料化されたり、石炭火力発電など石炭政策が変化してきた。ここ最近、エコフレンドリーな施策が目に付くようになってきた。 その火付け役である小泉環境相がたびたびメディアに登場し、その背景や経緯を語っている。 「.....なぜ(レジ袋の有料化が…

【脱炭素】加速するのか「カーボンリサイクル」カーボンニュートラルを目指せ

東京大学が、「CO2に対する気候感度の不確実幅が低減」という研究成果を発表した。 少しばかり期待したが、なかなかそういう結果は得られないようだ。 IPCC 5次報告書で、1.5―4.5℃となっていた気温上昇幅が、様々な証拠を組み合わせることで、その幅が2.6―3.…

プラごみ問題と有料化となったレジ袋のその後

レジ袋が有料化されて1か月以上経つ。コンビニでのレジ袋辞退が7割を超えているという。 ファミリーマートは、辞退率が有料化前の30%から、77%になったと速報値をニュースリリースで公表した。有料化の施策他で、年間で約9,000トンの石油系プラスチックの削…

コロナ渦、小泉進次郎環境相動く 来年のCOPでの汚名挽回狙いか、その真相は

7月末、45市町村が、「2050年までに二酸化炭素(CO2)排出量を「実質ゼロ」にする」と共同宣言した。 この共同宣言をまとめた茨城県北茨城市の豊田稔市長が小泉環境大臣と面談したと共同通信が伝える。 小泉氏は「政府目標を上回るものを自治体が掲げている…