Into The FUTURE

未来はすべて次なる世代のためにある

シンガポール & マレーシア

【2つの生態系】日本の経済安全保障に死角はないのか、進み始めている脱グローバル

昨年、中国とユーロ圏で輸出と輸入が過去最高を記録し、米国の対中貿易も輸出と輸入で記録的な水準に達したそうです。 まだまだ世界経済が統合拡大し、国境を越えた財、サービス、資本の移動が進む「グローバル化」が進んでいるのではないかと思ってしまいま…

国の古くて新しい社会課題、放置されては企業に託される解決

「企業は社会課題の解決で価値創出を」と、経済同友会の代表幹事の桜田氏がそう語っています。 課題が次から次へと沸き起こるからでしょうか。 コロナ禍が3年間にも及び未だその禍から抜け出る前に、ロシアがウクライナに侵攻し、世界経済へ大きな影響を及ぼ…

遅れを挽回か、関西に大型蓄電所、東南アジアで加速する太陽光発電の設置

関西電力とオリックスが共同で「紀の川蓄電所合同会社」を設立し、関西電力の紀の川変電所の敷地内に蓄電所を設置すると発表しました。 再生可能エネルギーが普及拡大し、今後も拡大していくと予想され、一方で、その弱点を補うためには、電力需要の状況に合…

進化続けるテック、追いつかない法制度、もうそろそろ国も変わるときではないだろうか

ウェブ3、従来よりも公平になっているといわれます。それゆえでしょうか、注目が集まり、その可能性が大きく語られ、様々な分野での利用が想定されているようです。既にそのサービス競争が激しくなっています。 ところが、相変わらず日本の規制や税制が諸外…

強まる経済安全保障、シャープは内製化した社内システムでSaaS外販事業に参入

マレーシアが鶏肉輸出を全面的に停止したといいます。鶏の飼料の穀物や大豆を輸入に頼り、この不足によって鶏肉生産に混乱が生じているそうです。鶏肉の生産状況やコストが安定するまで輸出を停止する方針といます。仕方ないのことなのかもしれませんが、保…

危機意識は誰のためか、かつての日米半導体摩擦を思い出させる米中の対立

米国が台頭する中国に対抗すればするほど世界は分断化されていくのだろう。これまで中国の台頭に寛容であったのだから、どうなのだろうかと思えなくもない。 生産移転をすれば、それだけで技術は流出し、移転先の技術は向上するのが常だ。 生産移転先の選定…

再エネ業界の競争が始まったのだろうか、電力価格が下がる日は来るのだろうか

エネルギー高騰を受け、新電力の倒産や事業撤退が相次いでいるという。そんな中、同じく新電力のLooopが6月から値上げすると発表した。 「【重要】「Looopでんき」料金改定(値上げ)のお知らせ」|Looopでんき公式サイト 足下の資源高騰の影響もあり、調達…

経済制裁下で、再エネ発電が増加する米国、業績が悪化、苦悩する東電

経済制裁が効果を出し始めるのだろうか、ロシアが大量の原油を入札にかけたが、買い手がつかず失敗に終わったと、ウォールストリートジャーナルが報じる。ロシア経済の屋台骨であるエネルギー業界は苦境に追い込まれつつあるという。 ロシアの22年石油生産、…

航空旅客数の回復は24年頃なのか、期待したいができそうにないインバウンド

航空業界全体の旅客数が、2024年までにコロナ渦以前の水準を超えるとの予測をIATA 国際航空運送協会が発表している。漸次回復し、22年はアジアで7割近くに回復し、北米が米国内市場の力強さを背景に、他地域に先駆けて来年23年には全面回復するという。アジ…

【バイオテクノロジー】脱炭素に不可欠な「SAF」持続可能な航空燃料の需要を満たせるか

「SAF」 持続可能な航空燃料、これからの航空業界にとってはなくてならないものになる。世界の航空業界がその導入を競っている。政府が今後の生産目標を定める方向で検討に入ったという。航空業界の脱炭素が加速することになるのだろうか。 代替ジェット燃料…

【進むMaaS】地域の足、ちょい乗りに「乗り放題アプリ」登場

都心の渋滞にはMaaSが有効なのだろうと考えたものだが、MaaSはどこまで浸透、普及しているのだろうか。 「MaaS = モビリティー・アズ・ア・サービス」、複数の交通手段を組み合わせて自由に移動できるようにすること。アプリはそれを予約できる機能にすぎな…

コロナ禍からコロナとの共生 芽吹くか新しい資本主義

コロナ禍からようやく抜け出せかと思えば、オミクロン株が登場し、少々暗い気分にもなる。様々なモノが値上げになり、輸入インフレといわれ、こちらのニュースもあまりうれしくない。政府は賃上げを重視するが、この状況下でどこまで浸透していくのだろうか…

増えそうな海外での日系企業による太陽光発電所建設、それなのに、なぜ太陽電池メーカは事業撤退するのか

日揮ホールディングスが、フィリピンの財閥系企業グループであるアボイティスグループから100MW級のメガソーラー発電所建設プロジェクトを受注したという。 日揮、フィリピンでメガソーラー受注 80億円で: 日本経済新聞 また、タイでは、リョービがダイキャ…

【東南アジアの脱炭素】サステナブルを希求するシンガポールの世界有数の石油コンビナート

インドネシア、タイ、ベトナムなど東南アジア各国もカーボンニュートラル宣言し、この地域でも脱炭素が勢いを増して加速していくのだろうか。 シンガポールは、COP26でPPCA 脱石炭国際連盟への加盟を発表した。PPCAに加盟するアジアの国はシンガポールが初め…

矛盾はないか、英国の脱炭素、新築住宅にEV充電器設置義務化、英空軍は合成燃料で脱炭素

英国では、2022年からすべての新築住宅およびオフィスビルにEV 電気自動車用の充電ステーションの設置を義務付けられる。 英政府が発表したこの新しい施策は、毎年14万5千カ所の充電ポイントを追加することで、英国でのEV普及を促進することを目的としている…

タイでカーボンニュートラルの工場団地を造るトヨタ、カーボンネガティブを目指すマイクロソフト

タイのトヨタ自動車(TMT)をはじめ日系4社などが協力し、タイ東部のラヨーン県で「カーボンニュートラル工業団地」の建設を計画しているという。 東部に脱炭素のモデル工業団地 日系4社、タイ政府に政策提言へ - NNA ASIA・タイ・建設・不動産 NNA ASI…

【気候変動とプラスチックス汚染】世界の600社がG20サミットに求める気候変動への対応 アサヒグループも署名

国際的な企業ネットワークの米「We Mean Business」が9月30日、イタリア ローマで10月に開催されるG20サミット、11月に英国グラスゴーで開催されるCOP26 第26回国連気候変動枠組条約締約国会議に向け、各国に気候変動目標の強化を要求する共同書簡を発表した…

海洋ごみへの挑戦続く オーシャンクリーンアップ インターセプタを増強

世界では様々な研究が行われている。海洋プラスチックスの生態系への影響もそのひとつであるが、 公開された76の研究論文からのデータを評価し、研究者らが予測した結果をテスト評価した研究結果が発表されたという。 海洋ごみ どのプラスチックスが最も危険…

【コロナショック】サプライチェーンの国内回帰は必要なのか

新型コロナウィルスが世界各地のサプライチェーンに甚大な影響を及ぼしている。震源地中国のサプライチェーンが真っ先に寸断された。人の移動が制限されたことで生産工場があちこちで停止に追い込まれた。 稼働停止した工場も、ここにきてようやく再稼働を始…

スタバから学ぶコーヒー、環境のこと

スタバに通うようになってもう10年以上になる。マイボトルを使うようになったのも、バリスタに森林資源を守ることになるのでぜひと勧められたからだ。環境やエシカルのことをスタバから学んだ気がする。もちろん、コーヒーのことも。一杯のコーヒーが人を笑…

シンガポール航空とマレーシア航空が共同事業を始めることで思い出す、ミステリーに包まれたマレーシア航空の事故

2014年にマレーシア航空のミステリー墜落事故があった。その後、マレーシア航空は経営に難に。そのマレーシア航空とシンガポール航空が共同事業を始める。その一方で、高速鉄道計画は中断されたまま。