Into The FUTURE

未来はすべて次なる世代のためにある

2022-01-01から1年間の記事一覧

強まる経済安全保障、シャープは内製化した社内システムでSaaS外販事業に参入

マレーシアが鶏肉輸出を全面的に停止したといいます。鶏の飼料の穀物や大豆を輸入に頼り、この不足によって鶏肉生産に混乱が生じているそうです。鶏肉の生産状況やコストが安定するまで輸出を停止する方針といます。仕方ないのことなのかもしれませんが、保…

DXの遅れか、マッチング精度の問題か、内定を得ても活動を続ける就活生

2023年春に卒業する大学生の採用選考が解禁となったといいます。コロナ禍の収束を見据え、採用意欲が高まっているそうです。 就活選考解禁 「内定後も継続」半数、強まる売り手市場: 日本経済新聞 日本経済新聞によると、5月時点で内定を得ていても就職活動…

必要なデジタル人材は230万人、理由は働き手すべてのデジタルスキル向上のため

政府の「デジタル田園都市国家構想」の基本方針案が明らかになったとJIJI.COMが報じる。デジタル技術を活用して地域活性化を目指す岸田政権の看板政策という。 推進委員、2万人以上確保 「デジタル田園」基本方針案―政府:時事ドットコム 方針案では、デー…

危機意識は誰のためか、かつての日米半導体摩擦を思い出させる米中の対立

米国が台頭する中国に対抗すればするほど世界は分断化されていくのだろう。これまで中国の台頭に寛容であったのだから、どうなのだろうかと思えなくもない。 生産移転をすれば、それだけで技術は流出し、移転先の技術は向上するのが常だ。 生産移転先の選定…

半導体産業は再興するか、高専で半導体人材の育成始まる

世界的半導体不足に、脱炭素、それに加え地政学リスクが高まり、日本の半導体産業を再興させる動きが加速し始める。成長が見込める産業が興れば、国に活気が再び戻ることになるかもしれない。 半導体の性能如何でハードウェアの性能が左右され、また半導体は…

円安、カントリーリスクを再評価すれば、サプライチェーンを抜本的に見直すとき

iPhoneなどのアップル製品の生産を九州に誘致するのはどうかと、日本経済新聞が低減する。台湾の半導体受託製造会社TSMC台湾積体電路製造の工場が熊本県で建設が始まり、足下の円安が理由という。 日本製iPhoneいかが 円安をハイテク誘致の好機に: 日本経済…

品薄となる家電、調達難で業績悪化するバルミューダ、逆風をものともせず成長するテスラ

中国のゼロコロナ政策によって、サプライチェーンがさらに混乱しているといいます。半導体不足も未だに解決されず、色々な商品の品薄が深刻のようです。 「販売できない…」家電・家具など一部品薄に“上海ロックダウン”の影響深刻 日本の損失「月1000億」試算も…

躓くEV新興のリヴィアン、重く圧し掛かる半導体不足、ヤマトのEVシフトは順調に進むのか

自動車産業の生産遅延はもはや慢性化し、新常態と言っても過言でもなさそうだ。ロイターによると、ホンダは、部品調達や物流の遅延で5月の国内工場稼働率が約8割になる見通しだと発表したという。 米国では、第二のテスラと目されていた「リヴィアン」が半導…

九州はシリコンアイランドとして復活するか、世界トップの半導体受託生産TSMCの工場建設が始まる

半導体受託生産で世界最大手のTSMC 台湾積体電路製造が九州熊本に進出を決め、工場建設が始まったという。TSMCの日本の子会社JASM(Japan Advanced Semiconductor Manufacturing)が熊本県菊陽町と立地協定を締結、2024年12月からの出荷を目指すそうだ。半導…

脱ロシアで原子力は必要なのか、活用すべき再エネの成功事例

岸田首相が英ロンドンのシティーで、エネルギーのロシア依存度を低減するためにと、再生可能エネルギーに加え、原子力の活用に言及したという。 一方で、太陽光発電でつくった電気が余る事態が各地で頻発していると日本経済新聞が報じた。再生可能エネルギー…

量子コンピュータに、次世代太陽電池、新しいハードウェアで世界を再びリードできるのか

脱炭素社会に、循環型社会、そうしたものを標榜し続ければ、やがてそれに近づいていく。コンピュータはいずれに量子コンピュータにとって変わっていくのだろう。今ある社会インフラは徐々に新しいものへと刷新されていく。今、こうしたことが足元で起き始め…

高騰する小麦には米粉を、石油元売りENEOSはエネルギー会社に、禍はチャンスの時

コロナ渦が始まった当初は、マスクや消毒用のアルコールなど様々なモノが品薄となり、様々な業界が自分たちの強みを活かしては品不足解消に努めた。飲食業界でも、テイクアウトやフードデリバリー、フードトラックに力を入れたり、早々に居酒屋業種に見切り…

再エネ業界の競争が始まったのだろうか、電力価格が下がる日は来るのだろうか

エネルギー高騰を受け、新電力の倒産や事業撤退が相次いでいるという。そんな中、同じく新電力のLooopが6月から値上げすると発表した。 「【重要】「Looopでんき」料金改定(値上げ)のお知らせ」|Looopでんき公式サイト 足下の資源高騰の影響もあり、調達…

経済制裁下で、再エネ発電が増加する米国、業績が悪化、苦悩する東電

経済制裁が効果を出し始めるのだろうか、ロシアが大量の原油を入札にかけたが、買い手がつかず失敗に終わったと、ウォールストリートジャーナルが報じる。ロシア経済の屋台骨であるエネルギー業界は苦境に追い込まれつつあるという。 ロシアの22年石油生産、…

円安は輸出に有利と繰り返す日銀総裁、輸出を伸ばせる企業はどれだけあるのだろうか

日銀の黒田総裁が口を開けば、円安が進むという状況が続いている。円安は輸出企業に有利に働くと再三聞かされるが、そうかといって、未だ物価目標の2%は未達で、まだこの先も厳しい状況が続くという。それゆえ、金融緩和は引き続き必要だという。いつまで経…

店舗に活気は戻るか、ファミマで電動キックボード、ローソンは無印良品を販売

スタバが誕生して30年以上経過する。この3度も創業者が経営の指揮を執ることになった。成長が翳るたびに、ハワードシュルツ氏がCEOに復帰する。 新型コロナ感染の拡大で、スタバが強みにしていた「つながり」が壊された。客は店内にとどまらず、テイクアウト…

物流クライシスに挑むヤマト、カイゼンを進めるとDXが進むのか

GWが近づいてきました。今年は久々の行動制限なし。そんな話を聞くと、コロナ渦もようやく終わりに近づいてきたと感じてしまいます。そうはいっても、いつものごとく油断は禁物なのでしょうが。 落ち込んだ消費を喚起しようとあの手この手と次々と様々な施策…

急落する新興企業の株価、変わっていく社会課題

中国配車サービス最大手の「滴滴出行(DiDi)」が業績を発表し、純損失が前年から368.5%拡大し、500億3100万元(約1兆円)にのぼる巨額な赤字になったという。ニューヨーク証券取引所での上場廃止を検討しているそうだ。業績悪化は、コロナ渦の影響なのだろ…

続く半導体不足、またトヨタが減産、積むに積めない在庫、品不足は解消するのか

危機が幾重にも重なって襲いかかり、様々なモノの品不足が顕在化する。半導体不足と言われて久しいがまだ改善に至っていないのだろうか。 トヨタ自動車が5月の生産台数をグローバルで10万台程度減らす方向に見直し、75万台程度を見込むという。 5月 生産計画…

新たな社会課題か、エネルギー高騰に逼迫する電力需給、増える太陽光に難しくなる需給調整

コロナ渦以前がいかに順風満帆だったのかと、今となればそう思えなくもない。様々なリスクや問題はあったのかもしれないが、様々な危機に直面する現在とは大違いだったのだろう。 順調なときにこそ、「荒天準備」を進めておくべきという言葉があるという。成…

航空旅客数の回復は24年頃なのか、期待したいができそうにないインバウンド

航空業界全体の旅客数が、2024年までにコロナ渦以前の水準を超えるとの予測をIATA 国際航空運送協会が発表している。漸次回復し、22年はアジアで7割近くに回復し、北米が米国内市場の力強さを背景に、他地域に先駆けて来年23年には全面回復するという。アジ…

長期化する上海ロックダウン、長引くリスク、また目詰まりするサプライチェーン

ゼロコロナ政策を行っている中国がオミクロン株の対処に苦慮し、その影響が広範に広がっているという。ロックダウンが続く上海や吉林省では、外出が禁止されている住民に食料が行き渡らず、医療体制も不十分で、市民らは当局に怒りをぶつけているという。 中…

まだまだ続くのか円安、そして値上げラッシュ、見えない金融緩和の出口

日本銀行の黒田総裁が13日、「現在の強力な金融緩和を粘り強く続ける」との見解を信託大会でのあいさつで示したという。コロナ禍からの回復途上にある経済活動を「しっかりと支える」という。 黒田日銀総裁、現在の強力な緩和を粘り強く続ける-経済支える -…

戦争で顕在化するリスク、WTOが警告する食糧危機、分断化するサプライチェーン

デカップリング、米国経済と中国経済の関係性を解消、希薄化するなどの意味で使われてきたが、ウクライナでの戦争で、デカップリングの恐れとブルームバーグがいう。 WTO、世界の貿易見通しを下方修正-戦争でデカップリングの恐れ - Bloomberg 「コロナ…

ウクライナ危機で、グローバリゼーションは終わりに近づいているのか

気掛かりばかりが増えている。ウクライナでの戦争での停戦は実現するのだろうか。この危機を端にする諸物価の高騰の今後のどうなるのだろうか。諸外国がインフレ抑制に向かい、円安が進んでいく。日本売りが加速しているようにも思えてしまう。コロナ禍が収…

悪い円安から脱却できるか、値上げラッシュ、見えぬ対策、変わらぬ成長戦略

G7が首脳声明を発表し、ロシア軍による残虐行為を強く非難、「戦争犯罪」の追及の取り組みも支持し、協調してロシアに追加制裁を科す方針を表明したという。 ロシア追加制裁、石炭輸入制限も 「残虐行為」非難―戦争犯罪を追及・G7首脳声明:時事ドットコム…

人権保護を育むためにも、ウクライナへの人道支援は続けなければならない

政府専用機でウクライナ避難民が到着した。色々な意見もあるのかもしれないが、数少ない日本の善行なのだろう。ロシアのウクライナ侵攻直後から岸田首相は「ウクライナの人々との連帯を示す」と強調し、避難民の受け入れを表明した。 こうした国の動きを受け…

【深まる混迷、問題の長期化】都市封鎖続く上海、残虐行為で困難さを増す停戦、止まらない気候変動

日産自動車の新型EV電気自動車の「アリアB6(2WD)」の発売が延期になるという。 日産アリア B6(2WD)発売日延期のお知らせ 発売は5月12日になるそうだ。日産によると、新型コロナ感染拡大による世界的な半導体不足や部品調達等の遅延、また不安定な世界情…

米アマゾンやスタバで相次ぐ労働組合結成の動き、日本でも同じようなことは起きるのか

スタートアップが成長していくためには人材が欠かせない。優秀な人材を獲得するために、給与や福利厚生、労働環境など待遇をより良くしていく。また集まる人材は、規模が小さいうちには創業者たちとの距離も近く、パーパスやビジョンを共有できるのかもしれ…

終わりそうにない新型コロナとロシアの戦争、続きそうな物価高騰と景況感の悪化

新年度がスタートし、心新たにと行きたいところだが、また新型コロナが拡大傾向にあるのだろうか。BA.2への置き換わりの危惧もあるという。 アジアの新型コロナ感染者が1億人突破、「BA.2」急増 | ロイター ロイターによると、オミクロン株の一種で感染…