戦争を止めるためにあらゆる策を講じていく。秩序を回復させるため、秩序を乱すものを排除していく。そして、そこに新たなルールが生まれることになるのかもしれない。
ウクライナは、オランダ・ハーグの国際司法裁判所にロシアを訴えている。
ウクライナ侵攻巡るロシアへの暫定措置、ICJ「できるだけ早く判断」 : 国際 : ニュース : 読売新聞オンライン
ロシアによる侵攻の停止などの暫定措置を求めた裁判の公聴会が開催されたという。ロシア側が欠席したため、2日間開かれるはずだった公聴会が、1日で終了したそうだ。
読売新聞によれば、ICJは暫定措置について、「できるだけ早く判断する」としているという。ロシアがICJの判断に従う可能性は低いのかもしれないが、前に進めていくしかないのだろう。
できることは何でも実行していかなければならないのだろう。トルコが動き、ロシア、ウクライナの外相会談を開催する方向で調整が進む。何かの前進につながれば、いいのだろう。
インド
インドのモディ首相が、プーチン大統領に対し、ウクライナのゼレンスキー大統領と直接会談するよう求めたという。
インド首相、ロシア・ウクライナの直接首脳会談を要請 | ロイター
インド政府の声明によると、モディ首相はプーチン大統領との会談後にゼレンスキー大統領とも電話会談を実施。モディ首相は紛争および紛争が引き起こす人道的危機について深い懸念を表明した。(出所:ロイター)
実現は厳しいのかもしれないが、呼び掛けなければ、当事者に国際社会の意思が伝わることはない。
中国
フランスのマクロン大統領が、現時点で西側とロシアの協議に外交的な打開は見られないと指摘し、「今後数日、数週間以内に交渉による真の解決策が出てくるとは思わない」と述べたという。
仏独首脳、中国国家主席と8日にウクライナ情勢協議へ | ロイター
しかし、マクロン大統領は、ドイツのショルツ首相とともに中国の習近平国家主席と8日にウクライナ情勢を協議する方針を明らかにしたという。
米国は欧州同盟国の参画がなくても、単独でロシア産原油の輸入を禁止する意向という。一方、EUは、ロシア産石油・ガスの輸入縮小で調整を進めるという。
国際社会、G7と協調しつつ、それでいいのだろうか。他者の決定を待ってからの対処ではなく、時に自ら能動的に行動すべきではなかろうか。このままでは取り残されるばかりでなく、窮地に陥るだけではないだろうか。真の協力は自らの行動があって、はじめて成立するのではなかろうか。