独 VW フォルクスワーゲンは、2025年までに世界のEV市場のリーダー目指すという。今年のEV販売目標を100万台とするとブルームバーグが伝える。
主要テクノロジーを標準化することでコスト削減に取り組み、劇的な電気自動車 EVシフトを加速させ、米テスラなどの競合に対抗するという。
ソフトウエアやバッテリー、充電インフラを含めたテクノロジーの展開で効率化を高める「プラットフォーム」アプローチを探る。 (出所:ブルームバーグ)
ロイターによれば、ダイムラーも、乗用車販売全体の50%以上が2030年までにプラグインハイブリッド車か完全電気自動車になるとの見通しを示しているという。
欧州でのEVシフトの流れが加速しそうだ。
トヨタは、レクサスにおいて2025年までに10以上のEV、PHV、HV等の電動車を含む、約20車種の新型や改良モデルを投入すると発表した。
ロイターによれば、21年には2車種を披露するという。
2025年には全車種に電動車を設定し、電動車の販売比率がガソリンエンジン車の比率を上回ることを目指します。
2050年には、全モデルラインアップにおける材料製造、部品製造・車両製造、物流、走行、廃棄・リサイクルの各段階を含めたライフサイクル全体でのカーボンニュートラルを目指したクルマづくりに挑戦していきます。 (出所:トヨタ自動車)
トヨタもレクサスブランドからEVシフトしていこうということであろうか。
トヨタはこの発表に合わせ、レクサスのEVコンセプトカー「LF-Z Electrified」を公開し、また、新たにレクサスの事業拠点を開設、開発・デザイン・生産技術・企画部門が一体となった創造的なクルマづくりを進めると合わせ発表した。
「電動化技術で走りが進化」とトヨタはいう。
EVコンセプトカーには、新たな四輪駆動力制御技術「DIRECT4」を搭載、前後の駆動輪を独立して制御することで、FF、FR、AWDなど、走行シーンに応じた適切な駆動方式を提供できるという。アクセル、ブレーキ、ハンドル操作に応じて、駆動力配分をコントロールし、ドライバーの意図する力強い加速感や爽快なコーナリング性能をもたらすという。
バッテリーの車両フロア下への搭載によるフレームの高剛性化や低重心化により、路面からの微細な振動や不快な音を防ぎ、LEXUSの原点である静粛性と乗り心地も格段に進化し、質感の高い空間がドライバーや同乗者に安らぎを提供します。 (出所:トヨタ自動車)
この他にも、インテリアやアクセサリーなどにもレクサスらしさの最先端の技術が搭載されるようだ。
・ステアリングスイッチとヘッドアップディスプレイを高度に連携させ、視線移動や煩雑なスイッチ操作をすることなく、運転に集中しながらナビゲーションやオーディオ、ドライブモードセレクトなど、各種機能の操作が可能な空間を実現しています。
・E-Latchシステムにより、ドアの開閉はよりスムーズに、そして安全なものになります。乗車時は、格納式ドアハンドルが、キーを所持した乗員が近づくと車両表面から自動的にスライドし、ハンドル内部のセンサーに触れるとドアの解錠、開扉をスムーズに行うことが出来ます。降車時には、車内の開扉スイッチを押すことでドアを開くことが可能になるとともに、車両に搭載されたセンサーが周辺状況を監視し、接近する車両や自転車を感知した場合には、乗員に警告を発して、降車時の事故低減にも寄与します (出所:トヨタ自動車)
レクサスで示されるコンセプトが今後のトヨタの他のクルマにも展開されていくのかもしれない。いよいよトヨタのEV(電動車)シフトが始まるようだ。