Into The FUTURE

未来はすべて次なる世代のためにある

新たな時代のはじまりか、340兆円超のアップルの時価総額、ソニーのEV事業会社など

 アップルの時価総額が一時し、世界の上場企業で初めて3兆ドル(約346兆円)を超えたという。半導体などサプライチェーンの混乱があるにも関わらず、アップルの時価総額は16ヶ月の間に約1兆ドル上昇したそうだ。

 既存事業の好調さに加え、次のアップルを担うことになるだろう新製品の情報が株価を押し上げたのだろうか。

アップルの時価総額が英国のGDPを突破、2025年のEV発売にも期待 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

アップル製品の需要が供給を約1200万台も上回っており、サプライチェーンの問題は2022年の前半には緩和されると予想している。 ブルームバーグによるとアップルは今年、iPhone 14や新型のAirPodsをリリースし、AR(拡張現実)機能を備えたVR(仮想現実)ヘッドセットを発表する可能性があるという。

ウェブドッシュはまた、2025年までにアップルカーが発売され、さらなる成長を促進すると予測している。(出所:Forbes)

 

 

アップルの新しいハードウェア

 アップルが今年「AR/VRグラス(ヘッドセット)」を発表するとメディア各紙は予測する。詳細はまだ不明のようだが、専門家たちが様々な予測をする。

アップルの「ARヘッドセット」2022年発表説に高まる期待 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

アップルのティム・クックCEOは、4年前の筆者の取材に、ARのメリットについて、VR(仮想現実)のように身の回りの世界を遮断してしまうのではなく、現実空間に新たな情報を追加できる点が魅力的だと話していた。

また、別の機会に彼は、ARが人々の日常生活に役立つ可能性を秘めたコアテクノロジーだが、メインストリームになるまでには、まだ発見すべきことがあると述べていた。(出所:Forbes)

 アップルの次の新製品は、AR 拡張現実がベースになるのだろうか。VR仮想現実のヘッドセットのように視界を遮断してしまったら、あまりスマートといえない。

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 詳細仕様がわからないうちに、使用されるデバイスを予測することはナンセンスなのかもいれない。ただARグラスと予測した場合には、その処理には高性能なプロセッサが必要となり、もしかしたら、アップルが自社開発のプロセッサが搭載されることになるのかもしれない。

アップルのARヘッドセットに2つのソニー製の4Kマイクロ有機ELディスプレイが搭載され、ARだけでなくVR(仮想現実)にも対応する可能性がある(出所:Forbes)

 

 

ソフトウェアを如何に差別化するか

 未だ一部専門家はいまだに、Appleの優位性はソフトウェアやオンラインサービスとの連携にあると指摘し、ハードウェアを軽視する。

 IT産業を興き発展をし始めて30年以上の時間が経過する。それまでのハードウェアだけを売るビジネスモデルは衰退し、ソフトウェア、サービスの時代に移り変わっていった。その流れに乗れなかったものもいるのだろう。もう早くも、そのITの時代を牽引してきたGAFAMは変わり始めたのではなかろうか。

 国内ではソニーがいよいよEV 電気自動車の事業会社を起こすという。もちろん、ソフトもサービスもそのビジネスを構成する重要なパーツであることに間違いないし、収益源なのかもしれない。ただハードウェアなくして、そのサービスの差別化がし難くなってきたということではなかろうか。