Into The FUTURE

未来はすべて次なる世代のためにある

ただただコロナの収束を願うばかり 変わってしまうのか、街のカタチ

 

 医療が進歩したといえども、感染症に対してはまだまだということであろうか。結果論なのであろうけれども、未知のウィルスに対してはあまりにも脆弱だったということなのだろう。公衆衛生をこの先どこまで改善していけるか、そんなことが問われ始めているのかもしれない。

 

重大インシデント

 英ロンドンでは、感染力が強い変異種で国内が制御不能となり、病院が対応できない恐れがあるとして「重大インシデント」を宣言したという。

jp.reuters.com

 ロイターによれば、ロンドン市内の一部地域では市民20人に1人が感染、救急車の搬送要請は1日最大9000件に上るという。

 制御できるうちに制御しなければならないのだろう。

 

 

注目する国

 米国では、バイデン次期大統領が動き出しているようである。ロイターによれば、12月の雇用統計が悪化、新型コロナ対策が必要なことが示されたとし、財政赤字が膨らんだとしても、現時点で行動を起こすことが経済に対する支援になるとの考えを示したという。前政権と異なり極めてリーズナブルなことなのだろう。感染状況に変化は生まれるのだろうか。

jp.reuters.com

 

Under Control 維持する国

 ここ最近は変異株が見つかったイギリスや混乱続きの米国の報道が増える。世界の国ごとのコロナ感染状況はどうなのだろうかと調べてみると、多くの先進国で感染者数が右肩上がりに増加する傾向にある中で、なんとか持ちこたえ下降トレンドを維持させようと国もあるようだ。

 昨年の感染が爆発的に拡大したイタリアは昨年11月をピークにしてなんとか下降トレンド維持しているようだ。フランスもイタリア同様11月をピークに下降トレンドにあるようだが、最近は緩やかな増加に転じているのだろうか。両国とも一日に2万人近い新規感染者が発生はしているが。

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 Yahooニュースによれば、フランスは、他のヨーロッパ隣国に比べてよく持ちこたえているとしながらも、あと数ヶ月はコロナとの共存が続くとして、首相から方針の発表があったという。

●夜間外出禁止令の継続と強化

昨年12月から、フランスでは全土にわたって夜間外出禁止(20時以降)が続いています。さらに、感染がより拡大している15の県については、先週土曜から開始時間を18時に繰り上げて、引き締めを強化しました。

●飲食店、文化施設、スポーツ施設の閉鎖継続

感染対策でもっとも打撃を被っている飲食店(カフェ、レストラン等)は、状況が許せば1月20日からの再開とされていたのですが、これも叶わず、少なくとも2月中旬までは閉鎖。政府発表が出るたびに、再開目標がどんどん先延ばしにされる形です。

●ワクチン接種をスピードアップ  (出所:Yahooニュース)

news.yahoo.co.jp

 

 

2度目の緊急事態

 新規感染者の急激に増加し始め、1日の数字が徐々に欧州に近づき始めてはいないかと心配になる。増加に転じたトレンドをもとに戻すには何かを変えなければならないのだろう。世界の状況を見えれば、何も日本ばかりが厳しいわけでもないし、もしかしたら緩いのかもしれない。それでこの状況を食い止めることができるのだろうか。罰則規定がやはり必要なのだろうか。解除基準の目安は東京の新規感染者が500人に減少することになるという。

 

この先の街のカタチ

 飲食店の時短営業要請は厳しいことなのかもしれない。コロナが蔓延してしまい、人通りが少なくなれば、要請があろうがなかろうが、今までと同じであることはないのだろう。

 アパレル大手のワールドの鈴木社長は、FASHIONSNAP.COMのインタビューで、場所の価値が変わってきていると指摘、収益性が高かったところが今も維持しているとは限らないそうだ。これはアフターコロナ以降に関しても同様の考えという。

モビリティの調査を見ていると、人の動きがコロナ以前とだいぶ違う。福岡などの地方都市は公共交通機関の利用者が減っていて、購買行動が戻らない可能性がある。都心部はテレワークが進んで通勤が減っている状況なので、商業施設の厳しさは今年もある程度続くだろう。 (出所:FASHIONSNAP.COM)

www.fashionsnap.com

 コロナ対策や公衆衛生が確立し、感染症が根絶できれば、元に戻ることはあるのかもしれない。しかし、今の状況を鑑みてみれば、しばらくはコロナとの共存が続くと考えるのが穏当なのだろうか。仮にそうであるなら、ワールドの対応がリーズナブルなことと思える。裏返しにして考えてみれば、新たなルールに則り、行動を起こした方が得策なのかもしれない。場所の価値が減少しているところを見切ることを考えた方がよいのだろうか。

 

 

 ルールに従い行動したい一消費者としては、今よりもっと便利なサービスで提供してくれたほうが遥かにありがたい。今、消費者はそうしたもの欲してはいないだろうか。

 税金はそう人たちを支援するために使って欲しい。今のまま存続するために支援し続けることは見直ししていく必要があるのかもしれない。

 この先、街はどんなカタチに変化していくのだろうか。今、コロナによって徐々に進行し始めているのかもしれない。