ウクライナでの惨状に目を覆いたくなります。
Just to keep you updated of what is going on in Ukraine.
— セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ特命全権大使 (@KorsunskySergiy) 2022年3月13日
ウクライナで何が起こっているかを最新の状態に保つためだけに。 pic.twitter.com/tLjHDt3WGV
停戦交渉は進展するか
ロシアとウクライナの当局者らは、停戦交渉でこれまで最も進展があったとの認識を示し、数日内に何らかの成果が出る可能性に言及したとロイターが報じています。
ロシア・ウクライナ交渉が進展、数日内に成果も 双方が言及 | ロイター
期待していいことなのでしょうか。
米中会談
ブルームバーグによると、米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)と、中国の外交を統括する楊潔篪共産党政治局員が14日、ローマで会談するといいます。
サリバン米大統領補佐官、中国外交トップ楊潔篪氏と14日に会談へ - Bloomberg
会談では、ロシアのウクライナ侵攻による地域的および世界的な安全保障への影響などが話し合われることになるといいます。
ただ中国外務省は声明によれば、両サイドは相互に関わる世界的および地域的な問題に関して意見交換するとしたが、ウクライナには直接言及しなかったそうです。
バイデン政権当局者らは、中国がロシアのウクライナ侵攻に暗黙の了解を与えていると受け止めながらも、それについて中国を直接非難することは慎重に避けてきたが、ホワイトハウスは今回の戦争における中国の行動が歴史によって裁かれることになると強調し続けている。(出所:ブルームバーグ)
なお強硬なロシア
ロシア海軍がウクライナの黒海沿岸を封鎖したとロイターが報じます。
ロシア海軍、ウクライナの黒海沿岸を封鎖=英国防省 | ロイター
ロシアは、アゾフ海で実施したような海からの上陸作戦を今後数週間にさらに実施する可能性があるという。(出所:ロイター)
少しでも交渉を有利に進めようと目論んでいるのでしょうか。
また、ウクライナ西部リビウ近郊にも空爆を仕掛けたといいます。
ロシア、西部基地をミサイル攻撃 要衝リビウ、35人死亡 | 共同通信
ポーランド国境まで約60キロと近いリビウには戦火が及んでいなかったため、激しい攻撃を受ける東部など各地から避難民が集まり、物資供給の拠点にもなってきた。攻撃が激しくなれば、市民の避難がいっそう困難になり、混乱が拡大する恐れもある。(出所:共同通信)
軍事支援を続ける欧米への牽制との意味合いもあるのでしょうか。
そればかりでなく、ロシアが制圧した南部の都市ヘルソンでは、ロシア軍がウクライナからの「独立」を問う住民投票を実施するように地元議員らに働きかけているといいます。
ロシア、ウクライナ首都攻撃の態勢 ベラルーシ参戦観測: 日本経済新聞
「民意を得た」と強弁して侵攻を正当化する狙いがあるそうです。
ロシア側からこれまでのところ住民投票についての言及はない。ロシアは2014年にウクライナ領クリミアを一方的に併合した時も、形式的な住民投票を実施させた経緯がある。(出所:日本経済新聞)
危機的なマリウポリ
ロシア軍に包囲されているウクライナ南東部マリウポリが、危機的な状況といいます。
日本経済新聞によれば、ICRC 赤十字国際委員会が現地スタッフの話として「食料があと数日分」といった厳しい状況を伝えているといいます。
ロシア軍包囲のマリウポリ「食料あと数日分」 赤十字職員: 日本経済新聞
「多くの人が子どもに食べさせるものがないと言っている」。
マリウポリでは20万人規模が退避を待っていると推定される。ICRCのスタッフは川の水を沸かすなど飲料水を確保する方法は見つけられたと説明し「ほかの人々に比べればまだましだ」とも述べた。マリウポリに残る住民の多くがさらに苦境に置かれていることを示唆した。(出所:日本経済新聞)
兎に角、一刻も早い停戦が求められています。
「参考文書」