U2が来日、さいたまアリーナでコンサートを行った。いくつかのメッセージを残してくれた。
U2やボーカルのボノのことは古くから知っていた。ボノが慈善活動家で、過去3回、ノーベル平和賞の候補になっていたことも聞いていたが、ある時期まではあまり興味を抱けなかった。
ふとしたきっかけで、彼らの楽曲「One」を聞いた時に景色が変わった。その時、「One」を歌っていたのは名も知らぬ若者だったが、いい歌だと感じた。それから、U2のことが気になるようになっていた。
Mary J. Blige, U2 - One (Official Music Video)
今回のコンサートでは、演奏に使用される電力はFCV燃料電池で発電されていたようだ。実際にコンサートに使われるようになるでに、色いろな経緯があったようだが、日本側からの提案を受け入れるボノの環境意識があってのことだろう。
報道各社はライブの様子も伝える。
ライブのクライマックスでは、スクリーンに世界で奮闘する勇気ある女性たちの姿が映し出された。
日本人初の国連難民高等弁務官を務めた緒方貞子氏、芸術家の草間彌生氏、「コムデギャルソン」の創始者である川久保玲氏など、日本を代表する女性たちの名前が登場。他にも、ジャーナリストの伊藤詩織氏や「#KuToo」の発信者である石川優実氏、環境活動家のグレタ・トゥーンベリ氏の名前もスクリーンに浮かんだ。さらに、「人は全員が平等になるまで誰も平等ではない」という強いメッセージも送られた。(出所:Forbes)
ボーカルのボノさんは5日のライブ中に「偉大な中村医師を追悼するひとときを持とう」「中村哲さんのために」と中村さんを追悼。ボノさんは、楽曲の合間にも何度も「テツ・ナカムラ」「ペシャワール会」と祈るようにつぶやいた。(出所:HUFFPOST)
性差による差別や、理不尽なことがたくさん存在する。
「人は全員が平等になるまで誰も平等ではない」
ボノの目には何が映っているのだろうか。