少しばかりが気が重い。今、国内で、世界で起こっている惨劇はいつ収まるのであろうか。AFPが「世界の新型コロナ死者4万人を突破 感染80万人に」と報じる。
ロイターは「新型コロナ、米の死者3000人超に 軍病院船がＮＹ市の医療支援へ」と報じる。ロイターが提供する記事内の動画を見ると心が痛む。ニューヨークの厳しい状況が伝わる。何か戦地のような感じではないかと印象を受けてしまう。かなりの逼迫状況なのであろうか。
感染者が特に多いニューヨーク（ＮＹ）市の病院には、既に受け入れ上限を超えて患者が殺到しており、これらの病院を支援するため、米海軍の病院船「コンフォート」が３０日、マンハッタンに到着した。同船（病床数１０００）では、新型コロナ感染者以外の治療に当たり、手術や救急診療も提供するという。
トランプ大統領は３０日、既に１００万人以上の米国民が新型コロナの検査を受けたと強調した上で、ウイルス封じ込めに向け、引き続き４月いっぱい社会的距離の指針に従うよう国民に訴えた。
ただ、１００万人という数字は全米人口の３％に満たず、今後検査を受ける人が増えるにつれ、感染が確認されるケースも増える可能性が高い。
（出所：ロイター）
「米ジョンソンエンドジョンソン 新型コロナワクチンの実用化は21年初に」とロイターが報じる。ワクチン実用化までにはやはり少しばかり時間が掛かるようだ。希望ではあるが、それまではこの状況が常態化するということなのであろうか。
米医薬品・日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン（Ｊ＆Ｊ）(JNJ.N)は３０日、新型コロナウイルスワクチンの有力候補を選定したとした上で、９月に臨床試験を開始すると発表した。当局の緊急使用許可を受けたうえで２０２１年初頭の実用化を目指す。
また、開発と並行してワクチンの生産能力を１０億本以上まで引き上げるため、厚生省の生物医学先端研究開発局（ＢＡＲＤＡ）と共同で１０億ドル出資すると表明した。（出所：ロイター）
店舗や企業は、最悪を想定して準備を始めたほうが良いのではなかろうか。経済活動が早期に回復するのであろうか。
アイリスオーヤマがマスクを生産するという。政府から要請があったようだ。
家電製品や収納用品などを手がけるアイリスオーヤマが、6月からマスクの国内生産を始めると発表しました。新型コロナウイルスによるマスク不足を受けた措置です。同社はこれまで中国の大連工場と蘇州工場の2拠点において、24時間稼働でマスクを生産し、月8000万枚を日本国内に供給してきました。
約10億円をかけて宮城県角田工場の一部を改修し、月6000万枚（30日稼働の場合）のマスクを新たに生産することで、日本国内へ月1億4000万枚を供給できる体制を築くとしています。 （出所：engadget 日本版）
ロイターの英語版では、医療現場で使われる手袋が不足すると報じる。
世界保健機関WHOは「個人用保護具の慢性的な世界的不足」がウイルス封じ込めの取り組みに対する最も緊急の脅威の一つであると警告したと伝える。
ロイターが伝えるマレーシアの手袋メーカの世界シェアの1/5を占める。人手不足で外国人労働者に頼ってきたマレーシアではあるが、人の移動が制限され、人手確保に苦慮しているようだ。
「約10％の追加の労働者が必要です。この間、ネパールから労働者を連れてくることもできません。ですから、私たちには選択肢がありません。特に荷造りにおいて、地元の労働者を助けなければなりません。」
（出所：ロイター グーグルで翻訳）
自粛要請で影響を受ける業種が多くなる一方で、この危機で不足する物資も顕在化してきている。持続可能な社会を標榜する人々が、この危機を乗り越えるために、なぜアクションをしないのだろうか。待っていれば、ことはさらに悪化するだけではないのであろうか。
長引きそうなコロナとの戦い、勇気をもって戦っていくしかないのだろう。
平穏な日常、平和なアフターコロナの世界は、ウィズコロナの先にあるのかもしれない。
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