Into The FUTURE

未来はすべて次なる世代のためにある

アフターコロナの世界は、「ウィズコロナ」ということなんであろうか

 

 SARSが流行したとき、シンガポールに駐在していた。そのとき、多くの欧米系企業の駐在員たちは、流行の兆しがみえたとき、国外退避を始めた。その結果、コンドミニアムの家賃価格の下落が起きた。ちょうどその年、借りていたコンドミニアムの契約更新時期と重なった。エージェントからは30%以上安く契約できるかもしれないと言われた。現地の総務と話したら、今後来る駐在員の家賃にも影響するので、金額を下げずにオーナーから何か別のサービスを受けることで契約するようお達しがあった。その指示に従った。欧米系企業の駐在員が戻るまで、結構長い時間、家賃相場は低迷を続けていたようだった。

 今、国内でもそんな兆しが現れ始めているようだ。経済はこの先、どの方向に進むのか気になり出す。

 深津貴之さんのTwitterの投稿。落合陽一氏も、アフターコロナでなく、「ウィズコロナ」だという。

 

 

 

 発生地であった中国の今をBBCが伝える。記事内動画でも今を伝えている。

新型ウイルスは中国で発生したが、現在の感染者はアメリカより少なく、死者はイタリアやスペインを下回る。

中国国家衛生健康委員会(NHC)は27日、中国の感染者数は8万1340人、死者は3292人と発表した。感染者のうち565人は「輸入」(中国に入国した外国人か、帰国した中国人)に分類されている。

中国で確認される新たな感染者は現在、ほぼ全員が海外からの渡航者となっている。27日にはここ3日間で初めて、国内で感染した患者が出たと発表された。(出所:BBC

 

www.bbc.com

 

インド全土でロックダウンが実施されたという。対象は13億人だ。混乱が起き始めているとの報道も出始めている。

 

www.bbc.com

 

南アフリカでは、非常事態を宣言、政府は、国民に外出禁止措置の趣旨を尊重するようにと呼びかけているという。「世界で最も深刻とされる貧富の格差の問題が新型コロナウイルスへの対策でも浮き彫りになっています」とNHKが報じる。

 

jp.reuters.com

 

 先進国で、コロナとの戦いが始まった。いつ終息するか、まだ先は読めない。特効薬開発にももう少し時間が掛かるのかもしれないし、世界の感染者に行き届くだけの供給量を確保できるようになるまでにはどれだけの時間を要するのだろうか。

 

コロナと付き合う時間を長く考えた方がよいのかもしれないと感じてくる。

 

医療体制が整わない途上国での感染拡大が心配されている。これら地域での終息にはどのくらいの時間を要するのであろうか。

 

今、国連がすすめるSDGsは2030年を目標に進めるが、当面は、目標3の「すべての人に健康と福祉を」がファーストプライオリティになっていくのかもしれない。

 

www.jp.undp.org

 

楽観論者は、コロナが終息すればというのかもしれないが、それはいつなんであろうか。少しばかり長く付き合うことを想定したほうが良いのかもしれない。

 

 震源地である中国ではロックダウンの解除が始まっているようだ。武漢では、4月8日に封鎖解除になるという。中国が、今後の世界を占うことになる。

 

www.bbc.com

 

 

f:id:dsupplying:20200328111752j:plain