「ベストカー」がこんな記事を出した。
【EVによる楽園は本当に実現可能なのか?】
欧州を覆う「EVヒステリー」の背景と行方
欧州勢のEVへの移行は本気なのか? そして本当に可能なのか? を検証してみたい。(出所:ベストカーweb)
記事は最後で、EV先進国ノルウェーを例にして、
このくらい恵まれた国でないと、やはりEVユートピアの実現は難しい。
多くの人に届きやすい「シンプルなメッセージ」の重要性は変わらないし、理解しようとせずに否定するのは間違いだ。
だけどそのメッセージを現実のものとできるかは、やはり別問題。現実は厳しいのでございます。
で結ばれる。
「ゼロエミッション」社会を目指す会社、それがテスラ
テスラは紛れもなくEVの会社である。元々、「ゼロエミッション」 CO2なしの社会を築くとのミッションをもって始まった会社であり、EV車を製造、販売しながら、太陽光発電を積極的に設置する会社でもある。公表した内容の達成に、多少遅れることがあるにせよ、それを着実に進めている。
世界を持続可能なエネルギーへ
テスラは、100%電気自動車だけでなく、限りなく拡張可能な、クリーンエネルギーを発蓄電する製品をも製造する会社となり、世界の化石燃料への依存に終止符を打ち、ゼロエミッション社会への移行を加速することで、より良い未来を実現したいと考えています。(出所:テスラホームページ)
秘密のマスタープラン
スポーツカーを作る
その売上で手頃な価格のクルマを作る
さらにその売上でもっと手頃な価格のクルマを作る
上記を進めながら、ゼロエミッションの発電オプションを提供する
これは、ここだけの秘密です。(出所:テスラホームページ)
(写真出所:テスラホームページ)
東京都 2050年のZEV(ゼロエミッションビークル)化を宣言
東京都が「気候危機行動宣言」を表明し、「ゼロエミッション東京戦略」を公表した。
ゼロエミッションビークルの普及促進を政策のひとつに掲げ、「2050年都内を走る自動車は全てZEV化」という野心的なゴールを掲げた。都が指定するZEVとは、EV、FCV、PHVを意味する。
その上で、2030年の目標を設定し、その実行にためにアクションを始める。
・乗用車新車販売ZEV割合 50%
・ゼロエミッションバス 300台以上
・小型路線バス新車販売 原則ZEV化
・ ZEVインフラ整備 (急速充電器 1,000基、水素ステーション 150か所)(出所:東京都環境局ホームページ)
2020年 EV普及元年になるか
EUの多くの国が、2040年をめどに内燃機関の自動車の販売を禁止するとした。東京都は2050年にZEV化を目標とした。ゴールは、20~30年後になる。今日、明日で一気にEV化が進展することはないだろう。
マーケティングの世界でも、まずアーリーアダプター層から普及が始まるとしている。その次のステップに向かうとき、そこに大きな溝があるという。この溝を超えないと、小規模な市場のまま消滅するという。今、EVはそんな時期にあるのかもしれない。テスラが先行し、アーリーアダプター層を開拓している。他の自動車メーカがEV車を本格的に投入し始めれば、この溝を乗り越えていくだろうか。今年、日本、米、欧州で、EVの発表が相次ぎ、消費者へのアピールも始まる。
再生可能エネルギーも徐々に発電量を増やし、EU、東京都などは2050年の実質ゼロ化を宣言する。
2020年はもしかしたらEV普及元年と言われるようになるかもしれない。