いつからかはっきりと記憶がないが、セブンイレブンのパンの値上げに気づいた。そればかりでなく、明らかにサイズも小さくなっている。その露骨さにため息が出る。
多少の値上げなら、理由もあると思い我慢もできるが、量を減らしてなおかつ値上げとの対応が嫌になり、今ではコンビニでパンをはじめ食品を買うことを止めた。
Twitterにこんな投稿があった。
本当あれだね、プラスチック消費量の削減はまず、いかに店員の動きを読めるかだね。
— やなぎさわまどか | Madoka Yanagisawa (@madoka_yng) November 17, 2019
「袋いらないです」
「ストローなくていいです」
「コーヒーに蓋しないでいいです」
の類をいかにタイミングよく、彼らの手を止めずに、混乱させることもなく、伝わる声量で差し込めるか否かに尽きる。
必要としないストローなどを渡される。気づけば返却することもできるけど、気づかないとごみにするしかない。
商品の値上げ、レジでの過剰サービス、なんか矛盾を感じる。
ポイントを強く否定する気はないけど、ポイント財源確保のための、値上げ?って疑いの気持ちも芽生える。ポイントサービス拡充による顧客の囲い込みということはわかるけど、商品を売るお店なんだから商品の価格をきちんとしてよ!と言いたくなる。
消費者無視、スマートさに欠けているなと感じる。
フランチャイズと本部の関係にも変化の兆しが表れている。
営業時間短縮、見切り販売の開始など。
business.nikkei.com
sustainablejapan.jp
サステナブルジャパンの指摘が気になる。
加盟店の判断で見切り販売が実施されたときにも、同社側は反対姿勢を貫き、訴訟に発展。2013年には、東京高等裁判所で加盟店側が勝訴したが、それでも加盟店は契約不更新をおそれ、見切り販売に踏み切れずにきたという。結果、食品ロスにつながっていた。(出所:サステナブルジャパン)
その対策として、販売期限の5時間前から5%下げて販売するというが、これもnanacoカードで購入した場合のみ。
そのセブンイレブンでは「おでん無断発注」の常態化していたという。
売上至上主義。
その一方で、セブンカフェのストローを生分解性プラスチックに切り替え、グリーンイメージを醸し出す。
グリーンウォッシュという言葉が頭をよぎる。本当に食品ロスを撲滅しようとの意識はあるのだろうか。
ファミリーマートが時短営業の方針と併せて発表した本部の構造改革だ。来年2月までに全社員の1割ほどに当たる800人の希望退職者を募集する。対象となるのは原則40歳以上の社員だ。(出所:日経ビジネス)
従来のコンビニモデルの行き詰まりなのだろうか。
大手3社の単体従業員数は、現在それぞれ約4500~9000人。1年あたり数百店規模で店舗数を増やし、多数の本部社員が全国をカバーして一律で店を指導してきたが、そのような時代は終わりつつある。チェーン本部は大量出店を抑える一方、加盟店の人手不足を補う省人化技術や、売り上げに寄与する商品・店舗レイアウトの開発に力を入れている。(出所:日経ビジネス)
消費者無視のコンビニから脱却するのだろうか。何より、食品ロス撲滅、脱プラに真剣に、最優先で取り組む必要があるようにも思える。
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