Into The FUTURE

未来はすべて次なる世代のためにある

2021-01-01から1年間の記事一覧

【気候変動とプラスチックス汚染】世界の600社がG20サミットに求める気候変動への対応 アサヒグループも署名

国際的な企業ネットワークの米「We Mean Business」が9月30日、イタリア ローマで10月に開催されるG20サミット、11月に英国グラスゴーで開催されるCOP26 第26回国連気候変動枠組条約締約国会議に向け、各国に気候変動目標の強化を要求する共同書簡を発表した…

【脱炭素と海洋エネルギー】なぜ川崎汽船は潮流発電に参入するのだろうか

海運会社までが海外の潮流発電事業に参入するようになっている。 KLine 川崎汽船によると、中部電力とともに、アイルランドの再生可能エネルギー開発企業である DP Energy と、カナダのノバスコシア州におけるイシュカ・タパ潮流発電事業について共同開発契…

【脱炭素と経済の両立】冬が心配になる世界のエネルギー不足、インドでも石炭不足懸念か

みんな電力が10月、自社所有の発電所として3つの水上太陽光発電所の開発に着工した。2022年2月から運転を始め、これら発電所にて発電された電力は、みんな電力を小売電気事業者としたコーポレートPPAとして、供給されるそうだ。 地域や自然と共生する、水上…

高炉の火を消す鉄鋼業界、好調な業績、鉄鋼にとって脱炭素は重石か

日本製鉄の呉地区の高炉の火が消えたという。再稼働の予定はなく、2023年9月末までに製鉄所が閉鎖されるそうだ。 涙を拭き、急ぐ再就職 日本製鉄呉の「高炉の火」、60年の歴史に幕:朝日新聞デジタル 朝日新聞によれば、呉の製鉄所の閉鎖方針は、中国などの…

【続く失態】ドイツも小米スマホの検閲機能を調査か、目立つ海外での人権侵害事例

リトアニア国営のサイバーセキュリティー機関が、中国スマホメーカーの小米科技(シャオミ)の旗艦機種「Mi 10T 5G」に「Free Tibet(自由チベット)」、「Long live Taiwanindependence(台湾独立万歳)」、「democracy movement(民主運動)」といった言葉…

宣言解除、再開する社会活動と不安、ジャック・マーの予言

緊急事態宣言が解除された。社会が正常化し、元の生活に戻れる。そんなイメージがあるが、そうとは限らないのかもしれない。 国内よりも早く経済活動を再開させている欧米では物価が高騰し、それに加えてエネルギー価格が常軌を逸したように高騰している。中…

自動車メーカHONDAが目指す新しい世界 空飛ぶクルマ、小型ロケット、分身ロボ

ホンダが9月30日、空飛ぶクルマや小型ロケットに、分身ロボなど、新領域への取り組みについて発表した。 Honda | Hondaの新領域への取り組みについて その内容は多岐にわたる。ホンダがこれまでに培ってきた燃焼・電動・制御・ロボティクスなどのコア技術の…

テクノロジーと仮想通貨を規制した中国 恒大集団経営危機、電力不足、じわりと世界経済に及ぼす影響

中国不動産開発の大手 恒大集団がまた利払いしていないそうだ。 ロイターによれば、遅延は9月で2度目で、2024年3月満期債(クーポン9.5%)に対する4750万ドル(約53億円)の利払日が29日だったという。 格付け大手のフィッチ・レーティングスは29日までに…

【ゼロエミとカーボンニュートラル】ゼロエミッション車にこだわるEU、途上国でEVシフトは進むか

「欧州EV革命、大量解雇の恐れ 抗議活動も」とロイターがいう。 ロイターによれば、自動車産業はEUの労働人口の約7%に相当する1460万人の雇用を直接、間接に生み出しているが、大量の解雇が行われる恐れがあるという。 焦点:欧州EV革命、大量解…

深刻化する中国の電力不足と、政府と蜜月になったアリババ

日本ばかりでなく、中国も課題が多い国のようだ。 電力不足が深刻のようで、中国国家能源局が、冬場にエネルギーの十分な供給を確保するため、石炭・天然ガス会社に生産を拡大するよう要請したという。 中国、エネルギー会社に生産拡大要請 冬場の供給確保へ…

【規制強化はここにも】強力な電力規制がもたらすモノ不足、冬季オリンピックを意識し始める中国

東京オリンピックが終わったばかりというのに、来年には北京冬季オリンピックが開催される。2022年2月4日から始まり、2月20日までの17日間だそうだ。 中国では、そのオリンピックに向け、早くも青空を確保するための活動に取り組んでいるという。その直接的…

一時的にせよ静寂をとり戻した株式市場とゾンビ企業の末路

日経平均が3万円を回復した。中国恒大集団への懸念が後退したといわれる。 週末近くなると、様々な情報が流れ、それがニュースになる。中国の銀行規制当局などが、暗号資産(仮想通貨)の取引と採掘(マイニング)を全面的に禁止すると発表し、また、中国恒…

中国恒大集団騒動、波及拡がる、ソフトバンク株価は値上がり、鎮静化はあるのか

中国が恒大集団の債務危機で揺れているかと思えば、習主席が「今後は、海外で石炭火力発電所を新設しない」と、国連でスピーチしたという。 石炭火力について話せば、そちらに国際世論はたなびく。恒大のことは言及しなかったのだろうか。 習主席 国連総会一…

動く株価、意識される中国不動産開発の債務危機

ビットコインが下落し、一時4万3000ドル割れになったという。中国恒大を巡る懸念が波及したとブルームバーグはいう。 ビットコイン下落、一時4万3000ドル割れ-中国恒大を巡る懸念が波及 - Bloomberg 中国恒大を巡る現在進行中の状況がすでに伝統的市場に混…

「大きすぎてつぶせない企業ではない」、気になる中国不動産開発会社の末路

中国の不動産開発会社、恒大集団の流動性危機のことが気がかりになる。今日20日に融資の利払いを行えない見通しと、中国住宅都市農村建設省が、恒大の主要債権金融機関に対し伝えているという。 今日がXデーになることはないようだが、危機であることに変わ…

今だから言いたい、物価目標2%を止めてもらいたい、これだけの理由

政権が変わり、新たな経済政策への期待から株価が上昇している。コロナ第5波がだいぶ落ち着き、第6波の懸念もあるのだろうけれども、経済回復への期待が大きいということなのだろう。 一時は1万円を切っていた日経平均が3万円を回復するようになった。しかし…

スマートロボットの導入で国内の生産性の問題は解決するのだろうか

ソフトバンクグループのビジョン・ファンドが主導し、レストランなどで使用される配膳ロボットを手掛ける中国のキーンオンロボティクスが、2億ドル(約220億円)を調達したという。 ソフトバンクG、中国配膳ロボット会社に追加出資-220億円調達主導 - Blo…

【規制強化を強める中国】なぜTPPを目指すのか、時価総額の世界TOP10からその名が消え、不動産の恒大は経営危機

世界の時価総額ランキングトップ10から中国企業が消えたという。 中国政府が規制強化を通じさまざまな業界への締め付けを進めており、株式市場が動揺した影響のようだ。 世界の時価総額トップ10から中国企業消える-テンセント、11位に後退 - Bloomberg ブル…

中国はソフトテックよりもハードテックを優遇か、そんな中、EV業界が再編か

中国、世界第二位の経済大国。日本がその座を譲ってから長い時間が経つ。いずれ中国が米国に追いつき、追い越すというのが順当な見方なのだろう。そう遠く将来、その日がやって来るのかもしれないし、そうではないという予測もある。中国の人口動態次第との…

独の国際モータショーはEVで活況だが、EUの脱炭素に遅れか

独BMWがミュンヘンモーターショー「IAA MOBILITY 2021」で、新型EV電気自動車「i ビジョン サーキュラー(Vision Circular)」を公開した。 i ビジョン サーキュラーは、プレミアムモビリティ分野で世界で最も持続可能なメーカーになるというBMWグループの野…

アップルとエピックの争い、「成功は違法ではない」との裁判所の判断、納得できないアプリ企業

プラットフォーマーの独占禁止法が違反が世界中でさかんに取り沙汰されようになっている。 中国では規制が強化され、一部プラットフォーマーに多額の罰金が科せられた。 日本、米国で、アップルの独禁法違反について、一定の決着を見たようだが、まだゲーム…

【中国のオンライン規制と下落する銘柄】なぜオンライン教育とオンラインゲームが標的になるのか 

中国の規制強化の報道が絶えない。今度は人民日報が、「発展を促進しながら規制監督を堅持する」という論評を1面に掲載したという。一連の規制強化が外国人投資家にとってマイナスになるとの懸念を緩和しようとする狙いといわれる。 「対外開放は中国の基本…

【高騰する小麦や大豆】コンテナ不足はなぜ起きるのか、深刻な運賃高騰とその影響

コロナが感染拡大を始めたとき、マスクなどの医療品用品が不足、中国への生産依存を意識し、また、世界の貿易までが無駄なくジャストインタイムで輸送されているのか、知らされた。 しかし、その事実もどうやら危ういような気がしてならない。 Business Insi…

施行が近づく中国の「個人情報保護法」と気になる中国経済の減速との関連

中国で11月から「個人情報保護法」が施行となる。世界で最も厳しいプライバシー保護法の一つになるとも言われているようだ。 この個人情報保護法の持つ意味は、個人がデータを提供しない権利を行使しても、正常な日常生活を送れることを法的に保証するものだ…

中国アリババが方針転換か、発展が遅れている地域のデジタル化を推進、その理由は

中国のEC電子商取引最大手、アリババグループが、政府方針に従ってのことか、「共同富裕」促進事業に、2025年までに1千億元(約1兆7千億円)を拠出すると明らかにしたという。 共同通信によると、アリババは発展が遅れている地域のデジタル化を推進したり、…

経済に影響が出始めた中国の規制強化、それでもさらに規制する理由

中国で進む規制強化に色々な見解が示されている。 学習塾が規制の対象となり、現実に閉鎖する塾が増えている。また、それにとどまらずあらゆる学習機関が対象となり、人員整理で大量の失業者を生み出すことになるとの情報もあるようだ。利用者への授業料返金…

【中国リスクはあるのか】シェアリングエコノミーも規制強化、不動産大手はデフォルトを警告

中国のPMI 購買担当者指数が低下、非製造業では節目の50を大きく下回り47.5。前月の53.3から大幅に低下し、予想の52を下回ったという。 その要因に、コロナ感染再拡大の抑え込みに向けて約1カ月にわたり移動制限や大規模検査、隔離など厳しい措置を講じたこ…

増えるばかりの荷量、負担増す物流に、DX が特効薬になるのか

物流のDX化、デジタルトランスフォーメーションが急務といわれるている。巣ごもり需要による物流件数の増加、複雑化に伴う人材不足と運賃上昇が課題となっていることがその理由のようだ。 ユニクロを有するファーストリテイリングの自動倉庫がその成功事例と…

株価は続伸、企業活動は減速、モノは活発に動き、コンテナ船が不足、物流は目詰まり

米国株式市場を眺めていると世界経済にはリスクがないのではないかと勘違いしそうになる。S&P500もナスダックもまた史上最高値を更新したという。パウエルFRB議長が年内の資産購入の段階的縮小テーパリング開始を示唆したというが、テーパリング終了後も、直…

【中国の規制と影響】共同富裕と個人情報保護、株価下落する高級ブランドと低迷するテクノロジー企業

高級ブランドやサービスを提供する世界80社で構成する株価指数「S&Pグローバルラグジュアリー指数」が約5カ月ぶりの低水準に落ち込んだといいます。 中国の習近平国家主席が貧富の差を縮小を示す「共同富裕」を提唱し、高級ブランドの中国事業の先行きに不透…